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救命救急センター

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概要・特色

救命救急センターは、重篤な救急患者への救命医療を確保することを目的に設置された、地域の救旧医療体制の「最後の砦」としての機能を持つ救急医療機関です。広島県には、平成25年2月現在5ヶ所設置されており当院はそのうちの一つです。 救命救急センターでは、瀕死の救急患者を常に受け入れられる診療体制を整備し、24時間体制で重篤な患者に対して高度な治療を行っています。 平成24年度に厚生労働省に報告した当救命救急センターで受け入れた重篤患者数は、875名でした。この数は、全国243か所の救命救急センターの平均値963名、中央値852名と比較しほほ平均的な患者数でした。救命救急センターの専従救急医数は、全国平均値9.5名、中央値8名でしたが、当院の救急専従医数が3名と少ない状況での患者数なので病院全体で救急医療を行っている事がわかります。 平成23年度救命救急センターでは、呉市消防局・江田島市消防本部・広島市消防局・東広島市消防本部からの救急車受け入れ要請に応じ3,059台の救急車を受け入れ(図1)、救急車で搬送された患者さんのうち2,062名の入院治療を行いました。また、自力で救急外来に来院された10,584名の患者さんのうち、緊急治療が必要で入院された患者数は2686名でした。

図1 当院で受け入れた救急車台数

グラフ 当院で受け入れた救急車台数

当院救急外来から緊急入院された患者数は4,748名で受け入れ診療科別患者数を図2に示します。

図2 2011年度救急外来から緊急入院した患者の受け入れ診療科

グラフ 2011年度救急外来から緊急入院した患者の受け入れ診療科

救命救急センターの救急病棟へ緊急入院された年間患者数は、1634名でした。これらの患者さんのなかで厚生労働省が指定する重症患者基準に基づいた患者数を表1に示します。循環器系・脳神経系・呼吸器系・消化器系・外傷・敗血症など多くの種類の傷病を受け入れています。

表1 年間重篤患者数(平成23年4月から平成24年3月)

疾病名 基準 患者数
(人)
退院・転院
(人)
死亡
(人)
病院外心停止 病院前心拍再開例、外来での死亡確認例を含む 107 12 95
重症急性冠症候群 切迫心筋梗塞、急性心筋梗塞又は緊急冠動脈カテーテル施行例 102 90 12
重症脳血管障害 来院時JCS 100以上、開頭術、血管内手術施行例又はt-PA療法施行例 106 80 26
重症外傷 Max AISが3以上又は緊急手術施行例 104 84 20
重症消化管出血 緊急内視鏡施行例 133 130 3
重症敗血症 感染性SIRSで臓器不全、組織低灌流又は低血圧を呈する例 40 32 8
重症呼吸不全 人工呼吸器管理症例(1から11までを除く) 128 113 15
重症急性心不全 人工呼吸器管理症例又はSwan-Ganzカテーテル、PCPS若しくはIABP使用症例(1から11までを除く) 77 72 5
その他の重症病態 78 52 26
合計 875 665 210

診療の質の評価

当救命救急センターでは「医療の質」の調査も行っており、毎月入院患者の重症度をAPACHEIIスコアーで評価しそれから算出した予測死亡率と実際の死亡率を比較検討しています。平均予測死亡率は、毎年重症度が高くなっていることから上昇していますが、実際の死亡率は低下傾向にあり充実した救急医療がなされていることを示しています(図3)。

図3 月別平均予測死亡率と実際の死亡率

グラフ 月別平均予測死亡率と実際の死亡率

次に当院では、外傷治療では外科系の診療科の協力体制の基に診療を行っています。救命救急センター間で治療成績の差の大きい外傷の治療成績についても毎月モニターしています。各症例の解剖学的損傷の指標である外傷指数(Injury severity score)や生理的な指標をもとに重症度を評価するRTS(Revised trauma score )に年齢因子を加えて予測生存率(Ps:Probability of survival)を算出しています。Ps>0.5で死亡した場合はその死は避けられた死、0.25≦Ps≦0.5の場合は救命の可能性があったかもしれない死(PTD:preventable trauma death)、Ps<0.25の場合は避けることできなかった死(non-preventable death)と考えられています。
平成23年度の外傷死の15例を図4に示します。15例中3例が0.5< Psでした。1例は60歳の急性硬膜下血腫の患者さんで入院後硬膜下血腫の増悪で、他の2例は88歳と73歳の頚髄損傷で入院後の肺炎の増悪で死亡されました。3例共に「防ぎえた外傷死」にはならないと判断しました。

図4 2012年外傷死亡例の検討

グラフ 2012年外傷死亡例の検討

一方、図5に示すように、予測生存率が0.5以下の症例でも4例を救命しています。当院では、外傷の治療限界は予測死亡率0.35程度までの症例と考えています。
以上のように、当救命救急センターでは、各科医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、事務官、MSW、栄養士、作業療法士など多くのスタッフが協力してNST・褥瘡・感染対策・呼吸療法・リハビリテーションなど「チーム医療」で医療の質の向上を図っています。

図5 2012年外傷生存例の検討

グラフ 2012年外傷生存例の検討

災害時医療 日本DMAT

当院は国立病院機構 災害拠点病院、広島県災害拠点病院の指定を受けており大災害時に被災地に急行する日本DMATを2チーム養成しています。
平成23年3月11の東日本大震災では、3月11日にDMATを出動させました。当院のDMATは、3月13日に福島第1原子力発電所事故の避難所である福島県二本松市の男女共生センターに出動しました。避難所での仕事は、避難者への「危険な放射性物質による汚染がないことの確認による安心安全の確保」を目的に放射線のスクリーニング検査を担当しました。

写真 災害時医療 日本DMAT

また、現地では原子力発電所近郊の避難区域内の医療機関から避難されていた患者さんも多く居られ、気管内挿管による呼吸管理・点滴療法・酸素療法を行いながら二本松市内の医療機関に9名の患者さんを搬送しました。

写真 患者さん搬送の様子

東日本大災害に出動した隊員を含め当院の日本DMAT隊員は、厚生労働省主催のDMAT講習会や広島大学被ばく医療講習会などを積極的に受講し日頃から災害時の対応能力を高めています。右に航空自衛隊C-1ジェット輸送機による傷病者搬送訓練の写真を示します。また、出動時の隊員の安全確保・迅速なる職務遂行を支援するために、DMAT出動時の車両(救急車を含む)や携帯型放射線線量計、各種モニターなど病院の支援や広島県からの支援をいただき整備しています。

写真 医療講習会の様子

最後に、当院では救命救急センターを中心に患者役を利用した院内集団災害救護訓練とエマルゴ方式での災害救護シミュレーション訓練を交互に毎年開催し病院全体の災害対応能力を維持しています。左に、2009年の集団災害救護訓練の赤ブースの写真を示します。

写真 災害救護シミュレーション訓練の様子

救急専従医

氏名 職名・免許取得 専門医、認定医等 得意とする分野
イワサキ ヤスマサ
岩﨑 泰昌
救命救急センター部長
広島大学医学部臨床教授
医学博士
平成3年
日本救急医学会専門医・指導医
日本集中治療医学会専門医
日本熱傷学会専門医
日本中毒学会クリニカル・トキシコロジスト
日本DMAT
救急医学
集中治療医学
法医学
ムラオ マサキ
村尾 正樹
救命救急センター医長
平成19年
日本救急医学会専門医  

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